窓、引き戸、サッシの鍵が開かなくなったときの対処法
突然、窓やサッシ、引き戸の鍵が開けられなくなって困った…なんてことはありませんか?
窓やサッシには三日月のような形をした「クレセント錠」が使われていることがほとんどで、簡単そうに見えますが開かなくなってしまうと全く動かなくなってしまうこともあります。
また、引き戸に関してもそれまで開いていたのに、なぜか開かなくなってしまった…なんてこともあるかと思います。
そこで、今回は「窓、引き戸、サッシの鍵が開かなくなったときの対処法」についてご紹介させていただきます。
目次
窓やサッシの鍵が開かなくなった時の対処法
1. まずはここをチェック!ロック機構を確認しよう
クレセント錠には、鍵が動かないようにする「ロック機構」が付いているものがあります。
ロック機構は上下にスライドさせてロックをかけたり、解除をすることが出来ますが、もしかするとロックが掛かった状態になっている可能性もありますので、もう一度確認してみてください。
2. 窓や引き戸、サッシを調整する
鍵が開かなくなる原因として、窓やサッシの位置がずれている場合があります。
ですので、窓やサッシを上下左右、前後に動かしてみると、一時的に鍵が開く場合があります。
そこで鍵が開けられたときは、窓やサッシなどの位置をドライバーを使って調整しましょう。手順は以下の通りです。
- 窓やサッシなどの側面の下の方にあるプッシュボタンをはずし、「調整ネジ」を見つける(ない場合もあります)
- 側面の上の方にある「はずれ止め」を表示に従い緩める(ない場合もあります)
- プッシュボタンの奥にある調整ネジを回して位置を調整する
※上げたいときは「時計回り」、下げたいときは「反時計回り」に回します - はずれ止めを元に戻す
- プッシュボタンを元に戻す
このようにして、窓やサッシの位置を調整することが出来ます。
3. 鍵を調整しよう
窓やサッシは、「クレセント錠」を「受け」に引っかけて鍵を閉める構造になっています。
ですので、鍵が開かないもう一つの原因は、鍵の位置がずれていたり、ビス(ネジ)が緩んでいる場合があります。
そこで、こちらもドライバーを使って自分で調整してみましょう。手順は以下の通りです。
- クレセント錠のビスについているカバーをはずす(ない場合もあります)
- クレセント錠のビスを緩める(ここで鍵を開けることが出来ます)
※この時、ビスは緩めるだけにし、完全に外さないようにしましょう - 「受け」のビスを緩める
※こちらも、緩めるだけにしましょう - 鍵をかけた状態で“クレセント錠→受け”の順でビスを締める
- カバーを元に戻す
このようにして、鍵を調整することが出来ます。
4. 鍵業者を呼ぼう
上記の方法を試してみても開かない場合は鍵業者に依頼しましょう。
鍵自体が壊れてしまっている場合は、交換しなければならない場合もあります。
そのような場合は、鍵の専門家に任せれば安心です。
鍵業者に依頼した場合の費用は、一般的に10,000円前後の場合がほとんどです。
お近くの鍵業者に連絡をし、相談してみましょう。
引き戸の鍵が開かないときの対処法
1. 引き戸を押しながら鍵を回してみよう
まずは、引き戸の位置がずれている場合は、一時的に位置を調整することで、鍵が開くことがあります。
ですので、引き戸を開けたい方向に押しながら鍵を回してみると開く場合があります。
ただし、この方法で開いた場合でも、引き戸の位置を調整しなければ何度も同じような状況になってしまうので、一度業者に依頼して調整してもらうのがオススメです。
2. 鍵業者を呼ぼう
上記の方法で開かなかった場合は、鍵と鍵受けの位置がずれている可能性が高いです。
そのような場合は、専門家でなければ調整することが出来ませんので、鍵業者を呼びましょう。場合によっては、鍵自体を交換しましょう。
ちなみに、鍵業者に依頼した場合は、鍵開けが8,000円程度、交換は15,000程度が一般的な料金となっています。
最後に
という訳で、今回は「窓や引き戸、サッシの鍵が開かなくなったときの対処法」についてご紹介いたしました。
まずは、ご自身で出来る対処法を試してみて、それでも開かない場合は、鍵業者に相談してみましょう。