鍵の紛失やトラブルでドアが開かない時の鍵の開け方と対処方法
鍵の紛失や鍵のトラブルによって、「どうしても鍵を今すぐ開けたい!」と思い、この記事にたどり着いたかと思います。
まず、鍵業者を呼ぶにしても、自力で開けるにしても、しばらく時間を要します。
夏の暑い中、冬の寒い中、屋外に居る場合は体調を崩さないようにしてくださいね。
また、鍵の紛失であれば、落ち着いてもう一度よく探してみてください。
「もう何度も探したんだよ!」と言われるかもしれませんが、意外なところから出てくるかもしれません。
実際に私がそうでしたから。
申し遅れましたが、私はこのブログを運用している坂井と言います。
鍵業者ではなく、過去に3回鍵を紛失し、2回鍵業者さんにお世話になった経験から、ブログとして執筆しています。
(1回はカバンごとなくしましたが、交番に届けられ鍵も戻ってきました)
この記事では、鍵を紛失した際の開け方、鍵が折れた・回らない等のトラブルの対処法などを詳しく書いています。
少し長いので下記の目次から直接見たい所に飛んだ方が良いかもしれません。
もう、自力で開けるのは無理!すぐに鍵業者に連絡したい!という方は下記にアクセスしてください。
1.鍵が開かない原因別の対処法
(1)鍵を紛失した場合
鍵が開かない、開けられない原因としては、鍵を紛失した場合が代表的です。
自宅に戻って鍵がないことに気づくと、頭が真っ白になってしまいパニックになる事も多いですが、こんなときこそ気持ちを落ち着かせることが大切です。
そして、以下のような対処をする必要があります。
① 心当たりのある場所を探す
まずは、心当たりのある場所を探しましょう。
焦ると見落としも多くなるので、心を落ち着けてから、鞄やポケットの中をしっかり調べます。
鞄は、中身を全部出して鍵がないかどうか、徹底的に調べます。
ポケットも、手で探るだけではなく、裏返しにして見落としがないかどうか調べましょう。
移動のために車に乗っていたら、車内の思わぬ所においてあったり落ちていたりすることもありますので、もう一度車に戻って見直しましょう。
シートの下まで徹底的にチェックすることが重要です。
さらに、その日に立ち寄った場所をもう一度訪ねてみることも大切です。
たとえばランチをとったお店、立ち寄ったコンビニや本屋、スーパーマーケット、お手洗いなど徹底的に見直しに行きます。
お店に届けられている可能性もあるので、飲食店やコンビニなどに電話で問い合わせましょう。
電車を利用した場合、駅員に尋ねると届け出られていることがあります。
まだ見つかっていない場合には、
「もし今後届け出があれば、連絡してください。」
と言って、自分の連絡先を告げておきましょう。
② 警察に届け出る
探しても鍵が見つからない場合、警察に届け出ることが必要です。
警察に届け出ていれば、拾った人が鍵を警察に届けてくれることがあるので、後日見つかる可能性が高くなります。
スペアキーがあって自宅に入れる場合でも、警察への届出は必要です。
鍵を外で紛失した場合には、自宅に侵入されるおそれもあるので、予め警察に届け出ておくことにより、防犯上の備えをすることができるからです。
③ 管理組合や大家に連絡する
自宅がマンションやアパートなどである場合、必ずマンションの管理組合(所有物件の場合)や大家(賃貸物件の場合)に連絡を入れる必要があります。
マンションのマスターキーをなくした場合などには、そのままにしておくとマンション住民全員に影響が及ぶので、鍵交換が必要になることが多いです。
このことを管理組合や大家に言っておかないと、後になってばれたときに「どうしてすぐに言わなかったのか」ということで大問題になってしまいます。
鍵が見つからないので交換することになったら、管理組合や大家と話し合って鍵の交換費用の負担方法を決める必要なども出てきます。
④ 警備会社に新しい鍵を渡す
紛失した鍵が見つからない場合には鍵を変えることがありますが、警備会社を入れている場合、鍵を変えたら、警備会社にも新しい鍵を渡すことも忘れないようにしましょう。
⑤ 鍵の紛失時にしてはいけないこと
鍵を紛失した場合、してはいけないことがあります。
まず、自宅の2階の窓などから無理矢理入ろうとしてはいけません。
危険な上に、空き巣などと間違えられて、警察に通報されるおそれもあります。
また、鍵を壊して無理矢理入るのもいけません。
そのようなことをすると、ドアごと傷んでしまうこともありますし、鍵穴が壊れてトラブルが拡大してしまい、費用が高くつくことにもつながります。
さらに、鍵を紛失したことは、家族以外の人に知られないように注意する必要もあります。
家族に連絡する場合には、メールやラインなどは使わない方が良いでしょう。
下記は鍵の種類別の開け方ですので、個別に知りたい方はクリックしてみてください。
(2)鍵穴にイタズラされたり折れたりした鍵トラブルの場合
鍵穴にイタズラをされたり、鍵が折れたりしてドアが開かなくなることもあります。
鍵が折れた場合、鍵穴から鍵が出ているかどうかによって対処方法が異なるので、以下では順番に見てみましょう。
① 鍵が鍵穴から出ている場合
鍵が鍵穴から出ている場合には、ペンチなどで鍵を引っ張り出すことができます。
ただし、ペンチで逆に鍵を押し込んでしまうこともあるので、注意深く対応しましょう。
折れた鍵を自分でうまく取り出せない場合や、取り出せてもスペアキーがなく入れない場合は、鍵業者を呼んで開けてもらう必要があります。
また、鍵がないとその後ドアの開け閉めができないので、新しい鍵を作る必要もあります。
② 鍵が鍵穴から出ていない場合
鍵穴から鍵が出ていないなら、自分で取り出すことはできません。
そこで、鍵業者を呼んで対応してもらう必要があります。
無理に取り出そうとすると鍵穴を壊してしまうおそれがあるので、やめましょう。
折れた鍵は、接着剤でくっつけようとしたりせずに処分しましょう。
鍵が曲がったり折れてしまった際の対処方や接着剤等のイタズラで開かない場合は以下でも詳しく解説しています。
(3)鍵が急に回らなくなったりして開かない場合
鍵が突然鍵穴にはまらなかったり回らなくなったりしてドアが開かず、トラブルになるケースがあります。
この場合も、原因別に対処方法がありますので、ご紹介します。
① 鍵が違う場合
同じ種類の似ている鍵を差し込んで、まったく開かないと言うことがよくあるので、まずは鍵を間違えていないかどうかを確認しましょう。
② ロックの鍵の一方が開いていない場合
二重ロックの鍵の場合、両方が開いていないと開きません。
冷静になって、どちらも開けたかどうかを確認してみましょう。
具体的には、以下の手順で確かめることができます。
- 1つ目の鍵を回してドアを開けてみる
- 開かなければ、2つ目の鍵も回してドアを開けてみる
- さらにもう一度、1つ目の鍵を回してドアを開けてみる
③ 鍵や鍵穴に汚れなどが詰まっている場合
鍵や鍵穴に汚れが溜まっている場合にも、開かなくなることがあります。
この場合、歯ブラシで鍵の溝の汚れを取り除いて、Bや2Bなどの鉛筆の芯を鍵の溝に塗り込むと、鍵が開きやすくなります。
サラダ油などを使うと、中で汚れが固まってしまい逆効果なので、やめましょう。
④ 鍵穴が壊れている場合
上記をすべて試しても鍵が開かない場合には、鍵穴が故障している可能性が高いです。
この場合、自分で対応することが難しいので、鍵業者を呼んで対応してもらう必要があります。
鍵の紛失やトラブルにおいて、356日24時間対応している鍵業者は「鍵のトラブル救急車」がおすすめです!
見た目は変わらないのに急に開かなくなった際の対処法は下記でも詳しく解説しています。
2.鍵業者への依頼
(1)どのくらい費用がかかるの?
鍵業者に対応を依頼すると、どのくらいの費用がかかるのかについて相場をご紹介します。
鍵業者にかかる費用としては、業者の作業費用と錠前の費用、合鍵を作る費用があるので、以下では分けてご説明します。
① 鍵業者の作業費用
鍵業者の作業費用は、業者の作業内容によって異なります。
まず、開かない鍵を解錠する際の作業費用は5,000円~10,000円程度です。
折れた鍵が鍵穴に詰まった場合、鍵穴から鍵を取り出す場合の費用は、8,000円程度~となります。
他の原因で鍵穴が壊れた場合もだいたい同じです。
新しい鍵を作る場合には、鍵の種類によって費用が異なります。
ディスクシリンダーやピンシリンダーキーの場合には10,000円程度~となりますし、ディンプルキーの場合には15,000円程度~となります。
作業の際、必要になる部品などがあれば、その費用が1万円程度かかることもあります。
② 錠前の費用
錠前の費用は鍵の種類によっても大きく異なりますが、10,000円~55,000円ほどが相場価格です。
玄関やドアの鍵交換をする場合、鍵業者の作業費用と鍵自体の費用の合計で、だいたい20,000万円~85,000円+出張費がかかる計算となります。
③ 合鍵を作成する費用
合鍵の費用も鍵の種類によって異なる相場があります。
鍵には、大きく分けてディスクシリンダー、ピンシリンダー、ロータリーディスクシリンダー、ディンプルキーなどがあります。
- ディスクシリンダー
鍵穴の内部にディスク(平版)が並んでいて、ギザギザのついた鍵を使って開ける鍵です。防犯性は低いです。 - ピンシリンダー
鍵穴の内部に数本のピンが1列に並んでいて、そこに鍵を差し入れて回すことで開ける鍵です。防犯性はさほど高くありません。 - ロータリーディスクシリンダー
鍵穴の内部に丸みのあるロータリーディスク(金属の板)が並んでいて、そこに鍵を差し入れて回すことで開ける鍵です。防犯性は比較的高いです。 - ディンプルキー
鍵穴の内部にたくさんのピンが複雑に入っていて、そこに鍵を差し入れて、回すことにより、開ける鍵です。防犯性は非常に高いです。
合鍵の価格は、ディスクシリンダーやピンシリンダー、ロータリーディスクシリンダーの場合には500円~1,000円程度ですが、ディンプルキーの場合、構造が複雑で防犯性にも優れているので、2,000円~4,000円ほどがかかります。
鍵交換や深夜料金などの相場は下記でも詳しく解説しています。
(2)どのくらいの時間でくるの?
鍵が開かずに鍵業者に解錠などの対応を依頼すると、近くの業者なら10分程度で来てくれることが多いです。
最短で5分で来てくれるケースもあります。
(3)作業時間はどのくらい?
鍵の交換や鍵穴修理にかかる時間は作業内容によっても異なりますが、だいたい5分~30分程度です。
ただ、依頼する鍵業者や担当者(作業員)の慣れの度合いなどによってもかかる時間が異なります。
作業時間については下記でも詳しく解説しています。
(4)悪質な業者はいないの?
鍵業者の中には、悪質な業者もいます。
一般の人は鍵の交換費用についての知識や相場感がないので、簡単な作業をしただけなのに法外に高額な費用を請求する業者が典型的です。
鍵交換は、通常1回しか依頼しないので、次に依頼してくれなくてもかまわないと考えて高額な費用を請求する業者もいます。
悪質な鍵業者にだまされないためには、以下のような点に注意しましょう。
① まずはホームページをチェックする
鍵業者を選ぶとき、最寄りの業者に連絡をすると早く来てくれますが、その業者が良い業者かどうかがわかりません。
そこで、情報収集のためにその業者のホームページをチェックしましょう。
ある程度情報量がある業者に依頼した方が安心です。
② 電話での態度を確認する
鍵業者に依頼するとき、通常は電話で連絡を入れますが、このときの業者の対応によって、悪質かどうかを見極めることができます。
まともな業者であれば、問合せを受けたとき
「どのようなトラブルが起こっているのか」
「今どのような状況になっているのか」
などを詳しく確認してきます。
そして、その上で費用の見積もりを示してくれますし、作業時間の見込みについても明らかにするものです。
ところが、悪質業者はこのような丁寧な対応をしません。
電話で問合せをしたときに、
「現状の確認をしない」
「話も聞かずに『出来ます』と言う」
「費用の見積もりを言わない」
などの業者は悪質業者である可能性が高いので、依頼すべきではありません。
費用について、
「実際に行ってみないとわからない」
という業者にも注意が必要です。
費用見積もりを取る場合、作業にかかる基本料金と出張料、キャンセル料、作業時間などを含めて全体の見積料金を明らかにしてもらいましょう。
さらに、業者の作業中は誰かに立ち会ってもらうと安心です。
一人よりも二人の方が、こちらも断りやすいなど強気で対応できますし、相手の業者も無茶を言いにくくなるからです。
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悪質な鍵業者については下記でも詳しく解説しています。
3. 鍵を開けてもらった後の対処方法
(1)念のため鍵を交換する
鍵を業者に開けてもらったら、その後どのような対処をすべきかが問題です。
鍵が見つからなかったりスペアキーが見つからなかったりしたら、そのままでは鍵を開けられなくなるので、当然鍵を交換してもらう必要があります。
これに対して、鍵が見つかったりスペアキーが合ったりする場合には、鍵交換をすると費用がかかるので、交換を躊躇することがあります。
しかし、鍵をいったん紛失した場合には、後で鍵が出てきたとしても交換しておくことがおすすめです。
たとえば、出先の店などに鍵を置き忘れていたり落としたりしていたりすると、拾った人が届けるまでの間に誰かが勝手に合鍵を作っている可能性もあるからです。
鍵を変える際には、今までよりも防犯性の高い鍵に変更することをおすすめします。
たとえばピッキングに強いタイプや差し込み方向が自由な最新式のシリンダーキー、2重ロックにする方法など鍵の種類にはいろいろあるので、鍵業者と相談して、最適なものを検討してみると良いでしょう。
(2)鍵を紛失しないようにする為の方法
① 鍵をしまう場所を固定する
鍵をなくさないためには、まずは鍵をしまう場所を固定することが重要です。
家の中でも鍵を置く場所を決めましょう。
外で持ち歩く場合にも、鞄の中の特定のポケットの中とか、スマホケースの中など、必ず一定の場所にしまう習慣をつけます。
鍵をしまう場所は、移動中に滑り出すことなどないよう、ふたやジッパーがついている場所にしましょう。
習慣化すれば、必ずそこに鍵をしまうようになるので、なくす可能性が低くなります。
② 使ったらすぐにしまう
鍵をしまう場所を決めた場合でも、鍵を使っていつまでもしまわなければ意味がありません。
鍵をしばらく手で持って歩いていて、落としてしまったり別の場所においてしまったりすることもあります。
そこで、鍵は使ったらすぐにしまいましょう。
鍵を普段の場所から出すときは、鍵を使って開ける一瞬だけに限るようにすると、鍵をなくすリスクがかなり少なくなります。
③ 鍵にキーホルダーをつける
鍵をなくさないためには、キーホルダーをつけることが役立ちます。
鍵は小さいものなので、単体で持っているとすぐにどこかにまぎれて見失ってしまいます。
鞄の中に落ちただけでも「なくなった」と感じることが多いです。
ここで、大きなキーホルダーがついていたらすぐに見つけることができます。
鈴など音が鳴るものをつけておくと、さらに探しやすくおすすめです。
④ 複数の鍵を同じホルダーにつけない
鍵をキーホルダーにつけて保管する場合、複数の鍵を同じキーホルダーにつけないことも大切です。
確かに1つのキーホルダーにまとめると管理が簡単ですが、そうするとそのキーホルダーをなくした場合、すべての鍵がなくなってしまうのでリスクが高いです。
鍵を保管する場合には、1つ1つばらばらで保管することが紛失防止に役立ちます。
⑤ スマホ連携アプリを利用する
鍵をなくさないようにするためには、スマホ連携アプリを利用する方法も効果的です。
スマホ連携アプリとは、鍵に専用タグをつけてスマホのアプリと連携させ、鍵の場所をGPS表示させる機能のことです。
1つのアプリで20以上もの鍵を同時に管理出来るアプリなどもあって大変便利なので、鍵をなくしがちな人などは、是非とも利用してみると良いでしょう。
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紛失防止や防犯対策は下記でも詳しく解説しています。
まとめ
鍵を紛失した場合、気持ちが焦って普段のように冷静な対処ができなくなることが多いです。
無理矢理開けたくなることも多いですが、開かない鍵穴に無理に鍵を差し入れたり鍵を無理に回したりすると、鍵穴が壊れて修理費用が高額になることがあるので、やめましょう。
また、2階の窓が開いている場合などに、外から上がって窓から入ろうとすることなどもありますが、転落などの危険がありますし、空き巣と間違われて通報されたりするおそれもあります。
鍵のトラブルが起こったときには、警察に届出をして、その後は鍵業者に任せることがもっとも安心で費用も安く抑えることにつながります。
鍵がなくなったら、まずは気持ちを落ち着けて、必要な届出をしたら自宅近くの鍵業者に連絡をして対応してもらいましょう。