鍵が曲がったり、壊れてしまったときの対処法と開け方
皆さんは、鍵が変形したり、欠けてしまった場合、どうされていますか?
もしかすると、少しくらいの歪みや破損であればまだ使えると思って使い続けている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、そのまま使い続けると、思わぬトラブルに見舞われてしまい困ってしまうこともあります。
そこで今回は、「鍵が曲がったり、壊れてしまった時の対処法と開け方」について詳しくご紹介させていただきます。
鍵が変形・破損する原因
さて、まずは鍵が曲がったり、壊れてしまう原因についてみていきましょう。
鍵は元々やわらかい金属でできているので、長年同じものを使い続けると老朽化で変形したり欠けてしまったりすることがあります。
また、それ以外にも複数の鍵をまとめて管理していると、鍵同士がぶつかり合って傷つけあってしまうこともあります。
さらに、鍵の種類によってもその強度が異なります。
ディスクシリンダーやピンシリンダーキーのように左右もしくは片側にギザギザがあるタイプの鍵は、場所によって細くなっているところがあるので、そこに負荷がかかると変形や破損しやすくなる場合があります。
一方、ディンプルキーのようなプレートにいくつかのくぼみがあるタイプのものは、場所によっての厚みなどに違いが少ないため変形や破損しにくいです。
ですので、最初の費用はディンプルキーの方が高くなりますが、防犯性も耐久性も高いので、新しく鍵を付ける場合はこちらがおススメです。
変形・破損した鍵を使い続けるとどうなるの?
続いて、変形・破損した鍵を使い続けてしまうとどのようなことが起こるのでしょうか?
考えられることは以下の通りです。
- 鍵が回らなくなる、抜けなくなる
- 鍵穴に差し込んだまま折れてしまう
- シリンダーを傷付けてしまう、破損する
このようなことが起こってしまう可能性がありますので、鍵に少しでも異常がある場合や、鍵が回りづらいなどが気になる場合はすぐに対処しましょう。
もしも、この状態で鍵業者などに依頼すると、鍵を修理するだけでは済まずに、シリンダーごと鍵を交換しなければならなくなってしまうこともあるので、余計に時間や費用が掛かってしまう可能性があります。
鍵が変形・破損した場合の対処法
さて、ここからは対処法についてみていきましょう。
まずはしてはいけないことは以下の通りです。
- 気にせず使い続ける
- 変形した鍵をペンチなどで元に戻そうとする
- 破損した部分を接着剤などでくっつけて使う
このようにして使い続けるとあとで、修理するのが難しくなります。
そして、このような場合は素人の方では直すことは非常に難しいので、鍵業者に依頼し合鍵を作りましょう。
合鍵を作成する場合の費用は、ディスクシリンダーやピンシリンダーのキー(ギザギザがある鍵)は500円~1,000円程度で、ディンプルキーの場合は2,000円~4,000円程度です。
また、変形や破損している場合は通常よりも多少費用は高くなりますが、それでもシリンダーごと交換するよりは費用を安く抑えることが出来ます。
さらに、作業時間は15分~30分程度が一般的なので、すぐに作ることが出来ます。
鍵が回らなくなった場合の開け方
もし、変形した鍵を使っていて鍵が回らなくなってしまった場合、鍵の持ち手を軽く叩いて振動を与えると抜けることもあります。
ただし、変に負荷がかかってしまうと中で鍵が折れてしまうこともありますので、あまりおススメではありません。
変形や破損が原因で鍵が回らなくなってしまった場合は、お近くの鍵業者を呼べば短時間で解錠することが出来ます。
無理やり鍵を回したり、抜けなくなった鍵を力任せに引っ張ってしまうと、さらに作業を難しくしてしまう可能性もありますので、そのような場合は鍵の専門家に任せましょう。
最後に
このように、鍵が曲がってしまったり壊れてしまった場合は、変形していつトラブルが起こるかわからない状態で使い続けるより、新しい鍵を使った方が、安心して使うことが出来ますので、事前に対策をしましょう。